『おんじゅく』構成プラン ノート <1990年(平2)>
1)タイトル『おんじゅく』
  (波音からテーマ音楽)

2)洋上から陽が昇る。その朝陽のアップ。
  その太陽を入れて朝のなぎさ。反射する海面。御宿港より町と海辺。

3)海浜の植物。ハマヒルガオ、コウボウ芝、いそしぎ

4)家並みの上にスピーカー(朝の『月の砂漠』のチャイム流れる)

5)岩和田漁港。その一角。岸壁で網を正す一家の仕事と表情。
  のんびりしているようで手の動きの速さ。イセエビが上げられる。そのアップ。

6)入り船。カツオとひとびと。網つくろいの老人。(現実音)

7)(明るいメロディー)朝市の賑わい。花や、八百屋など露店が並ぶ(移動)。市での人々の表情。魚やの刺身作り。背負い籠の女たち。

8)海辺の園児たち。はだしでの渚あそび。足とさざなみの戯れ。喚声をあげる子ら。

9)サーファーの波乗り (『月の砂漠』のテーマ音楽)

10)引き潮の磯でわかめを摘む人。たこがしおだまりに。かにや磯の生物。

11)その波の表情の変化。風に動く砂。そして風紋のさまざま。(森繁氏の歌唱、1番)
  歌「月の砂漠をはるばると…」

12)『月の砂漠』像の描写。駱駝の正面からふたりへ。
  森繁氏の歌「…旅のらくだがゆきました…」

13)その歌を引き継ぎ、一拍おいて、小学生の斉唱『月の砂漠』。その顔々。
  合唱「さきの鞍には王子さま、あとの鞍にはお姫さま…乗ったふたりはおそろいの 白い上着を着てました…」

14)中学生の自転車の群れ、芭蕉並木の浜辺の道を行く。

15)海辺の夕方。浜歩きを楽しむ。犬の散歩、渚に憩うひとびと。リゾートらしい雰囲気。

  (音楽エンディング)

16)日没時の渚ロング。波の反射のその模様。

17)暮れなずむ中の『月の砂漠』像。            

18)クレジット・タイトル