『水俣の子は生きている』1965年・NTV ・ノンフィクション劇場 <1965年(昭40)>
『水俣の子は生きている』1965年・NTV ・ノンフィクション劇場
水俣病の漁村に多く見られた小児麻痺に似た患児たちが、「胎児性」の水俣病と確認された頃、子らはすでに小学校に入る年齢に達していた。だが、その医療や家庭の環境はどん底にあった。
ケースワーカーの予算もとれない水俣市立病院の窮状を見兼ね、熊本短大の支援の学生サークル員だった西北ユミはボランティアとしてその職を志願した。1965年春、水俣病はすでに終ったとされた水俣。そこで彼女は決意も揺らぐほどの苛酷な現実に出会った…。